文末に「繭山龍泉堂」とあるだけですが、川島さんの文章であることは疑いありません。先の『新潮世界美術辞典』と比べていただくと、この間における唐三彩研究の進展がよく分かると思います。
この「ごあいさつ」にあるように、唐三彩が世に現われるようになったのは、20世紀に入ってからのことでした。いま開催中の静嘉堂@丸の内開館記念展「響きあう名宝――曜変・琳派の耀き――」の後期には、「三彩鴨形容器」が出陳されることになっています。そのカタログ解説には、次のように書かれています。
鎌倉市立鏑木清方記念美術館「あの人に会える! 清方の代表作<築地明石町>三部作」 11月30日で終わっ てしまいましたが 、 やはり清方の「築地明石町」はいい絵だなぁと感を深くしました。 2019年冬 、竹橋の国立近代美術館で 44年ぶりにこの「幻の名画」が 公開され、話題...
0 件のコメント:
コメントを投稿