2022年7月23日土曜日

「シャネル展」とアラン・レネ5

 

「二十四時間の情事」は人生坐で見ました。あるいは文芸坐だったかもしれませんが、ともかくも池袋だったような気がします。イケメンの――その頃こんな言葉はありませんでしたが――岡田英二とエマニュエル・リヴァのラブシーンに見とれましたが、内容はよく理解できませんでした。

それが公開直後に見た「去年マリエンバートで」になると、「夜と霧」を洗練させた手法なのか、完全にお手上げです。アラン・レネがもとにしたという黒沢明の「羅生門」や、影響を受けたに違いないと愚考するグリフィスの「イントレランス」なら、まだ筋も追えましたが……。


0 件のコメント:

コメントを投稿

皇居三の丸尚蔵館「近世の御所を飾った品々」2

   この新館開館記念展の第 3 期に当たるのが、 3 月 12 日から始まった「近世の御所を飾った品々」です。カタログに載る「ごあいさつ」の一部を、最初に掲げたというわけです。去年から新生「皇居三の丸尚蔵館」をお訪ねしようと思いながら、ついに今日まできてしまいました。 実を...