その木に生えている、チョット気持ち悪いキノコみたいのは木耳きくらげでしょう。『和漢三才図会』をみると、「痔を患わずらいて諸薬効あらざるもの、木耳を用いて羹にものに煮て之れを食せば、愈々いよいよ極めて験しるしあり。又血痢・下血を治す。木耳の炒研いためすりおろし<五銭酒にて之れを服す>」とありますから、漢方薬でもあったのです。
ヤジ「漢方薬といったって、効くのは痔と血便で、疱瘡じゃ~ないじゃないか!!」
こんなことを考えながら、北斎研究に一生を捧げた永田生慈先生により再発見された傑作を、たくさんの北斎ファンと一緒に改めてじっくり観賞したことでした。
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