酒を把りて月に対する歌
李白生れる以前から もともと月は存在し
単に李白が下にいて 吟じただけだ かの名詩
今や李白はもうすでに 仙人と化し冥界へ……
蒼穹にある月だけが 何度も満ち欠け繰り返す
今なお李白の名吟を 暗唱している現代人
十五夜迎えりゃ月もまた 李白の時代とおんなじだ
俺は李白を学びつつ 輝く明月 眺めてる
だけども月は李白など 認知しているはずがない
『今古奇観』というのは明末の短編小説集、抱甕 ほうよう 老人という人が編集したもので、わが国の江戸文学にも大きな影響を与えたそうです。唐寅の話は「唐解元 世を玩 あざむ いて奇を出だすこと」という第 33 話で、荒唐無稽にしてホンマカイナァと思わせる内容ですが、火のないところ...
0 件のコメント:
コメントを投稿