酒を把りて月に対する歌
李白生れる以前から もともと月は存在し
単に李白が下にいて 吟じただけだ かの名詩
今や李白はもうすでに 仙人と化し冥界へ……
蒼穹にある月だけが 何度も満ち欠け繰り返す
今なお李白の名吟を 暗唱している現代人
十五夜迎えりゃ月もまた 李白の時代とおんなじだ
俺は李白を学びつつ 輝く明月 眺めてる
だけども月は李白など 認知しているはずがない
ところが『続風流線』は 297 ページ、前編の『風流線』と合わすと実に 627 ページもあるんです。短編しか読んだことのない僕は、鏡花にこんな長篇があるなんて、チョッと信じられませんでした。『鏡花全集』第 8 巻には解説がないので、ネットで調べると新聞の連載小説であることが分...
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