2022年5月12日木曜日

蕪村唐寅試論6

 

これまで唐寅詩の戯訳は、「酒を進める歌」「猫を責む」「平湖夜泛図賛」の3首ほどをアップしましたので、それ以外を『唐寅集』<中国古典文学叢書>から紹介することにしましょう。

興味深いことに、唐寅は中国に来ていた彦九郎という日本人ととても親しかったんです。彼が日本へ帰るときハナムケに贈った七言律詩「彦九郎日本に還るに詩を作りて之れを餞とす 坐間の走筆甚だ工みならざる也」の戯訳をまずお目にかけましょう。これは『國華』拙論にも使い、戯訳も註に厚かましく掲げちゃったのですが、ちょっとバージョンアップしてみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

蕪村唐寅試論14

  『今古奇観』というのは明末の短編小説集、抱甕 ほうよう 老人という人が編集したもので、わが国の江戸文学にも大きな影響を与えたそうです。唐寅の話は「唐解元 世を玩 あざむ いて奇を出だすこと」という第 33 話で、荒唐無稽にしてホンマカイナァと思わせる内容ですが、火のないところ...