2022年5月11日水曜日

蕪村唐寅試論5

 

とくに佐藤康宏氏がはじめて紹介した蕪村筆「倣唐寅夏山訪隠図」の意義は、きわめて大きいものがあります。このような唐寅への尊敬を高めた契機として、仮託本ともされる『唐六如先生画譜』があったようにも思われます。

さらに唐寅は明時代を代表するすぐれた詩人でもあり、それは画家にして俳諧師であった蕪村の生き方とまったく同じでした。しかも唐寅はみずから「江南第一風流才子」と名乗った自由人でしたから、それも蕪村が強く憧れ、理想とするところだったにちがいありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿

オチャケならぬお茶が大好きな方々に絶対おススメの「出光美術館蔵 茶道具名品展」が大倉集古館で開かれています!! 13

  たとえ僕の印象が間違っているとしても、ヒナゲシや芥子が中国的なイメージを有する草花であること だけ は証明されたように思います。すると出光美術館が所蔵する狩野重信の 「麦・芥子図屏風」は、和漢のイメージを組み合わせた一双屏風ということに なる のではないでしょうか 。   麦...