とくに佐藤康宏氏がはじめて紹介した蕪村筆「倣唐寅夏山訪隠図」の意義は、きわめて大きいものがあります。このような唐寅への尊敬を高めた契機として、仮託本ともされる『唐六如先生画譜』があったようにも思われます。
さらに唐寅は明時代を代表するすぐれた詩人でもあり、それは画家にして俳諧師であった蕪村の生き方とまったく同じでした。しかも唐寅はみずから「江南第一風流才子」と名乗った自由人でしたから、それも蕪村が強く憧れ、理想とするところだったにちがいありません。
出光美術館<門司>「水墨画の巨匠たち 雪舟から鉄斎まで」< 11 月 3 日まで> すでに何度か紹介させてもらった出光美術館<門司>ですが、現在の建物がオープンしたのは 2016 年のことでした。いま開催中の「水墨画の巨匠たち 雪舟から鉄斎まで」展には、「新館開館 10...
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