2022年4月10日日曜日

遠藤湖舟「風姿、戯れ、写ろひて」2

 

今回の「僕の一点」は、ポスターにもなっている「雪煙富士」ですね。ドローンでも飛ばしたのかなと思いましたが、そうじゃないそうです。富士山のごく一部を切り取って、霊峰の全体がイメージされるところがすごくいい! モノクロームのコントラストとグラデーションがすごくいい!! 具象と抽象のあわいに在る湖舟ワールドがすごくいい!!!

先日アップしたように、名著『12万円で世界を歩く』の著者である下川裕治さんと遠藤さんは、松本深志高校の同期生で、ずっと親しく交流してきました。というわけで、今回は憧れの下川さんを紹介してくださることになったので、静嘉堂文庫美術館の仕事が終ったあと、ワクワクしながら玉川高島屋アートサロンへと向かったのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

サントリー美術館「絵金」7

  しかし間もなく、「美術品は所蔵館で 地酒はその土地で」を絵金で体験することになりました。辻惟雄さんが主宰していた「かざり研究会」が、土佐へ絵金を観に行くことになったからです。「絵金まつり」の幻想と妖艶は、今でも忘れることができません。 高知県立美術館を訪ね、鍵岡正勤館長の...