2022年3月10日木曜日

原在明のネコ絵6

 

万里集九が賛詩を加えたというこの作品が、中国画か日本画かは不明だとしても、五山文学を代表する詩僧は、その吉祥性をよく理解していたにちがいありません。そのことは『國華』解説に書きましたが、万里の詩を引用する紙数はありませんでした。

しかし、すごくいいネコ詩です。スキップして次の月岡芳年私論にいくのは忍びなく、またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。万里集九はネコ好き禅僧だったらしく、もちろんネコを飼っていました。その「猫賛」という七言詩も忘れられないものがありますので、これも続けてマイ戯訳で……。

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」1

  出光美術館「出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅠ 復刻 開館記念展  仙厓・古唐津・ 中国                           陶磁・オリエント」< 5 月 19 日まで>  いよいよシリーズ企画展「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」の第 1 回「復刻 ...