2021年12月26日日曜日

根津美術館「鈴木其一・夏秋渓流図屛風」12

この野口其一展を堪能した師走半ばの十四日は、かの赤穂義士吉良邸討入りの日でした。帰宅途中、泉岳寺駅で降りた僕は、「義士祭」のノボリが涙雨に濡れる萬松山泉岳寺に向かい、四十七士の墓前に線香を手向けましたが、あまりに若い大石主税のまえではチョット涙ぐんでしまいました。涙雨に誘われたのでしょうか。いや、後期高齢者になって、涙腺がゆるくなっているんでしょう() 

そのあと赤穂義士記念館と義士木像館にもお参りし、門前で赤穂名物「塩味饅頭」を求めて帰宅した一日でした。義士祭は半世紀ぶりのことでしたが、何を隠そう、あのころは僕も矢田助武のように若かったんです!!

ヤジ「何も隠さなくたって、半世紀まえなら、当たり前田のクラッカー!!

訂正 浅草寺本堂修復成就の件、『武江年表』天保12年10月13日の条にあると書きましたが、天保11年10月13日の間違いでした。すでに訂正いたしましたが、お詫び申し上げます。

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』8

  渡辺浩さんの『日本思想史と現在』というタイトルはチョッと取つきにくいかもしれませんが、読み始めればそんなことはありません。先にあげた「国号考」の目から鱗、「 John Mountpaddy 先生はどこに」のユーモア、丸山真男先生のギョッとするような言葉「学問は野暮なものです」...