2021年10月20日水曜日

東京美術俱楽部「美のまなざし」「東美特別展」5

 

 「蓮下絵百人一首和歌巻」は全長二十五メートルほどの長大な巻物で、元和初めの制作と推定されている。半数以上の五十七首分が関東大震災で失われ、いまは遺った部分が断簡となって諸家に愛蔵されているが、在りし日の姿は写真によってしのぶことができる。銭葉から蓮房や散りゆく蓮華まで、蓮の一生が金銀泥で描かれているが、これは天智天皇から順徳院に至る、歌人の時代順的配列とパラレルな関係に結ばれている。両者が時間とともに流れていく。

この「美のまなざし」展のプレ・ビューが行なわれた14日、併せて國華清話会特別鑑賞会が開かれました。東京美術商協同組合理事長の川島公之さんと國華編集委員の板倉聖哲さんの興味深い講演もあって、コロナがピークアウトした錦秋の一日を、100人以上を数えた会員の方々と一緒に楽しく過ごしたことでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣4

   この 10 図 には重郭栞 形 じゅうかくしおりがた の題箋 だいせん があって、そのなかに「詩哥写真鏡」という揃い物の タイトル と、それぞれの画題が彫られています。その題箋の位置に注意してみ ると、右上にあるもの5枚と左上にあるもの5枚に分かれます。   先の5 セット...