願望はむなしいだけと知りつつも
身を削られるほどつらく 僕の心を苦します
胸中を訴えようにも相手なく
その悲しみを抱きつつ 南の林を徘徊す
屈原のモクレンの露 飲み憩い
青々とした松の木の 豊かな影に身を隠そう
渡辺浩さんの『日本思想史と現在』というタイトルはチョッと取つきにくいかもしれませんが、読み始めればそんなことはありません。先にあげた「国号考」の目から鱗、「 John Mountpaddy 先生はどこに」のユーモア、丸山真男先生のギョッとするような言葉「学問は野暮なものです」...
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