竹ならば なれるものなら団扇[だんせん]に……
 しなやかな手に握られて 涼しい風を送りたい
 でも残念!! 白露[しらつゆ]おりる朝[あした]には
 そなたの姿を振り返り 僕はこの身を引くことに……
 樹木なら なれるものなら桐となり
 そなたが膝のその上で 奏する琴に作られたい
 でも残念!! 宴[えん]果て寂しくなるころに
 僕は仕舞われ一音を 奏でることも許されぬ
最近、傅益瑶さんと知り合いました。傅益瑶さんは僕も大好きな傅抱石画伯のお嬢さんです。1979年日本へ留学し、東京藝術大学で平山郁夫先生に師事されました。やがて水墨画を中心に大寺院の障壁画を製作するとともに、日本のお祭りをライトモチーフに選び、また芭蕉や一茶の俳句をイメー...
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