辻惟雄さんが評伝「奇想の系譜――江戸のアヴァンギャルド」を『美術手帖』に連載したのは昭和43年(1968)、選ばれたのは岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、歌川国芳の5人でした。その2年後もう一人長沢芦雪が加えられ、蕭白描く奇妙な寄り目の墨龍が表紙を飾る『奇想の系譜』(美術出版社)が出版されたのでした。
僕はこの本がいかに革命的であったかを述べたあと、しかしそれは当時の日本社会の反映でもあったことを指摘し、つぎの文章を締めくくりにしたのです。
実はさる 3 月 29 日の土曜日、この「桜 さくら SAKURA 2025 」展にちなんで、「桜を描いた名品佳品 饒舌館長ベストテン」と題する講演を、いや、口演をやらせてもらいました。会場は山種美術館から歩いてすぐのところにある國學院大學院友開館、足元のよくないなか、 1...
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