2021年5月4日火曜日

サントリー美術館「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」5

言うまでもなく、そのあたりのご馳走はアメリカンビーフのぶ厚いステーキと、カリフォルニア・ワインですが、痛風病み上がりの身としては控えざるをえません。みんな美味しそうに食べ、ガンガンやっているのに、僕一人だけが、パンとサラダとミネラル・ウォーターだったんです()

さて、最終日の前日、カート・ギターさん驕りのディナーからホテルに戻ると、小林忠兄から、明日シンポジウムの最後に、コメントをやってくれというメッセージが入っていました。話が違うじゃないか、急に言われたって無理ですよなんていうのは、日本美術史プロとしての沽券に関わります。

それから午前までかかって、Classism in Japanese Art of Early Edo Period なる英作文を試み、これにアドリブを加えて翌日しゃべったのでした。文字通りのドロナワでしたが、ともかくも準備できたのは、痛風のおかげで一滴も飲んでいなかったからでした(!?)

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

太田記念美術館「鰭崎英朋」3

 鰭崎君(英朋)が画いたのは、この増補の「恵の花」英泉挿絵入の分で、まだ北廓に内芸者でいた米八が、向島の田舎家で、恋中の丹次郎との媾曳 あいびき に、障子を開けて庭先の梅の莟を口に含む。よく人の知る婀娜たる画面をよく格を保って写し得た。(略)  今、こうして時を隔てて烏合会のこと...