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2021年1月28日木曜日

河治和香『ニッポンチ!』1

河治和香『ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙』(小学館 2020

 すでにアップしたことがある『遊戯神通 伊藤若冲』『がいなもん 松浦武四郎一代』に続いて、河治和香さんが書き下ろした一冊です。内容は「威勢はいいのに、どこか物悲しい。意地と我慢で明治の開化の世の中を押し通そうとした歌川国芳の弟子たちと、二人の娘の物語」という腰巻がよく語ってくれています。

タイトルの『ニッポンチ』というのは、河鍋暁斎と仮名垣魯文が、ワーグマンの『ジャパン・パンチ』の向こうを張って、明治7年(1874)出版した雑誌『絵新聞 日本地』のことです。もっとも3号雑誌で終わったようですが……。『ニッポンチ!』の本編にあたる『国芳一門浮世絵草紙』全5巻も読み応えあるシリーズでしたが、その余話ともいうべき本書の方が、僕の心には深くしみたのでした。

 

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続けて 「寿石は寿を寓す。菊は居と同音異声にして、尚且つ吉祥の花。猫は耄と同音異声。蝶は耋と同音異声。耄耋は礼記に七十をば耄、八十をば耋、百をば期頤といふ。とありて長寿なり。決して耄碌に非ず」という愉快な解説が加えられています。 つまり菊と居の中国語発音は「ジュ」で同じなのです。...