白魚[しらうお]の指重ねては 束ねるカラスの濡れ羽色
かんざし緑の黒髪に 滑って差すことできやせぬ
春風爛漫 物憂げで なよやかな美人 悩ませり
芳紀十八 鬟[まげ]の型 多くて選ぶの 迷ってる
髪美しく化粧済み 崩さんとするも崩し得ず
雲の裳裾でゆるやかに…… 砂上を歩む雁のよう
背を向けた上もの言わず 恋人置いてどこへ行く
階段下りて自分から 手折った花は桜桃[ゆすらうめ]
出光美術館「出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅠ 復刻 開館記念展 仙厓・古唐津・ 中国 陶磁・オリエント」< 5 月 19 日まで> いよいよシリーズ企画展「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」の第 1 回「復刻 ...
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