明けましておめでとうございます。去年はあまりよい年ではありませんでしたが、今年はその分を取り返す年、いや、取り返して余りあるリベンジの年にしたいですね!!
去年は服部南郭、一昨年は王安石の春をことほぐ詩をもって「饒舌館長」を始めたような気がしますが、今年は愛してやまない李賀の一首「河南府詩 十二月楽辞 并びに閏月」の「正月」をもってスタートすることにしましょう。真面目な王安石や南郭に比べると、ちょっとセクシーですが……。これはいつもの七五調ではなく、5/7/5/7/7に読んでくださいね。
高殿に登って春を迎えれば 柳は黄緑「きみどり」時間は緩慢
ごく淡い靄が野原に立ち込めて 垂枝短く寒風にそよぐ
美しきベッドに横たう玉の肌 暁明けるも瞼[まぶた]は開かず
若すぎて折るに忍びず大路の柳 五月に菖蒲と葺けるだろうか?
*今年のマイ年賀状は、一昨年、東京ステーションギャラリーで拝見し、深く心に残った「メスキータ」展の「二頭の牛」からパクったものです。
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