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2020年11月9日月曜日

服部南郭の秋の詩7

 


中秋の独酌

 もの寂しくて俺一人 玉壷の酒を酌んでいる

 夜の情趣を江戸の地で 味わうヤツなど誰もいず

 俗世で年取りゃ我が心 氷のように冷え切って

 秋来りゃ空にはお月さん 光っているよただ一つ

 白髪を照らす丸鏡 かかったようだよ大空に

 赤羽川の川底に 沈んだごとき珠[たま]を愛づ

 こんな素敵な中秋の 夜 町なかの友だちが

 空を仰いで俺のこと 思い出してる? いや全然?

 

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