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2020年11月5日木曜日

服部南郭の秋の詩3

 

秋懐 二首 その2

 旅の宿りの我が住まい 秋風吹けばなお侘[わび]

 都の西北 夕景色 日に日に寂しくなってゆく

 放蕩無頼の阮籍[げんせき]が おぼれた酒なら分かるけど

 晩年 書物を著わした 虞卿[ぐけい]の真似などするもんか

 見渡す限りの大自然 枯れゆく草木[くさき]を悲しんで

 身の置きどころなき天地 うらやましいのは漁夫木こり

 我が人生は順調に 進んだためしがまるでなく

 故郷の田舎に隠居した 淵明みたいな詩もできず


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