ところが西田さんによると、当時の1円はかけそば100杯分にあたったそうです。つまり、かけそば1杯が1銭ほどだったのでしょう。ときどき僕が食べに行く近くのお蕎麦屋さん「あん彦」では、かけそばが1杯667円ですから、これで計算すれば、『國華』創刊号は6万6700円だったことになります。もちろん667円というのは税抜き価格ですよ――明治時代消費税などなかったわけですから、税込価格では正しい比較になりません(!?)
いま『國華』は普通号で1冊5000円、特輯号は7000円ですから、消費税を加えたとしても、かけそば100杯に比べれば、ものすごく廉価だということになります。みなさん、お買い得ですよ!!――でもチョット理論の飛躍があるかな(笑)
ところで最近、北斎の『万物絵本大全図』の版下絵103点が、新しく大英博物館のコレクションに加わりました。
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