これを連載中の11月16日、朝日新聞朝刊の「文化の扉」というコーナーに、「『國華』1500号 名品発信」と題する大きな特集記事が掲載されました。副題には「岡倉天心ら創刊 日本・東洋美術の『目利き』」とあります。お読みになった方も少なくないと思いますが、『國華』編輯委員でもある饒舌館長にとって、こんなうれしいことはありません。チョット主幹をやったことがある僕の名前も出ているみたいです。
とてもうまくまとめてくれたのは、美術を担当する西田健作さん――本当にありがとうございました!! 西田さんは、『國華』創刊の辞の劈頭「夫レ美術ハ國ノ精華ナリ」から書き始めていますが、これこそ『國華』という誌名の由来です。四六駢儷体を読み下しにしたような、岡倉天心による創刊の辞は、日本語としても実に美しく、またすばらしい内容だと思います。
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