尾形先生がおっしゃるように、猫は夕顔の花をじゃれるともなく噛んでいるのですが、ここにはマタタビの花が意識されているように思われてなりません。夕顔もマタタビの花も白い花で、ともに夏の季語ですから、呼応しやすいともいえましょう。マタタビは秋の季語ですが、マタタビの花は夏の季語だそうです。
マタタビの花なら猫も狂ったように噛むところですが、同じ白い花といっても夕顔ですから、じゃれるともなく噛んでいるようだ――と詠んだのではないでしょうか? それを「余所ごころ」といったのではないでしょうか?
ヤジ「ネコが狂っちゃうのはマタタビの実の方で、花じゃ~ないだろ!!」
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