2020年5月18日月曜日

シャンフルーリ『猫』4


 

  シャンフルーリの『猫 第5版』から、「訳者あとがき」の一部を紹介してきました。もちろんこの本を取り上げたのは、饒舌館長がまたネコ好き館長でもあるからです。訳者の加藤一輝さんは太田記念美術館からこの研究に関して、2017年に研究助成を受けているのですが、ずっとその審査員をさせてもらっているので、太田記念美術館のこともちょっとソンタクしたかな( ´艸`)

シャンフルーリの『猫』はネコ本の名著だと思いますが、なぜすぐれた浮世絵コレクションで有名な太田記念美術館が助成する浮世絵研究に選ばれたのか、ネコならぬ、キツネにつままれたような感じを受ける方もいらっしゃるでしょう。もちろんちゃんとした理由があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』11

渡辺浩さんの著作を拝読すると、恩師・丸山真男先生に対する尊崇の念が行間からも感じられます。スチューデント・エヴァリュエーション――学生による先生評価も世の流れですから致し方ないと思いますが、学問における師弟とはこうありたいものだと、襟を正したくなります。 丸山真男先生といえば、 ...