杜牧「清明」柏木如亭訳
清明時節[さんがつごろ]の紛々[しっぽり]とふる雨に
路上[たび]の行人[もの]は欲断魂[たまられ]ぬ
酒屋[さかや]は何処[どこ]に有[ある]と借問[きけ]ば
牧童[くさかりこぞう]が杏花[あんずのさい]た村のはうへ遥指[おしえた]
岡田米山人筆「武陵桃源図」賛マイ戯訳
高低なみうつ青い山 あいだを碧[あお]き渓流が……
立ち込めている春霞 あまたの楼閣隠してる
「ちょっとお尋ねしますけど 中のお客はどなた様?」
「桃咲く谷の入り口に 舟を泊めてる人でしょう」
とくによく知られているのは「太白」里帰りの物語です。日本では絶滅していた幻のサクラ「太白」の穂木 ほぎ ――接木するための小枝を、イングラムは失敗を何度も重ねながら、ついにわが国へ送り届けてくれたのです。 しかし戦後、ふたたび「染井吉野植栽バブル」が起こりました。全国の自...
0 件のコメント:
コメントを投稿