国立新美術館「馬驍水墨画会創立40周年記念 第15回国際公募 MAKYO国際芸術大賞展」<12月8日まで>(11月27日)
馬驍さんは北京に生まれましたが、昭和54年(1979)ご母堂の故郷である静岡に帰り、「馬驍水墨画会」を立ち上げました。みずから日中文化交流の架け橋にならんと、心に決めたからです。
今年40周年を迎えたのを機に、水墨画を中心として広い芸術活動を展開するため、会の名前を「MAKYO芸術協会」と改めました。そしてこれまで続けてきた馬驍芸術大賞展を発展的に継承し、「第15回国際公募 MAKYO国際芸術大賞展」を開催することにされたのです。
馬驍さんの幻想的な水墨画は、早くから『趣味の水墨画』などで拝見してきましたが、直接お会いしたのは2012年、第17回総合水墨画展の審査会においてでした。お嬢さんの馬艶さんにお会いしたのは、その席でしたでしょうか、あるいはちょっと後でしたでしょうか。
今回、馬驍さんと大賞展実行委員長である島尾新さんから招待状をいただいた僕は、オープニングの日を待ちかねるように六本木へと向いました。馬驍さんの40年にわたるご努力が、大輪の花を咲かせたような会場を見て、深く心を動かされましたが、「僕の一点」は、何といっても馬驍さんの「恋物語」ですね。
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