2019年10月26日土曜日

石水博物館「川喜田半泥子の秋」4


  「川喜田半泥子の秋」と常設展に出る代表作「雪の曙」を堪能したあと、三重県立美術館へ……。その立派な講堂で<「其飯・川喜田半泥子 その芸術と美と妙と」静嘉堂長“口演”す>と題する饒舌館長トークとは相成りました。

いつものように、キーワード、マイベストテン、参考資料からなる配布資料をつくり、参考資料には「饒舌館長」からも引用しました。『川喜田半泥子 無茶の芸』(二玄社 2007年)の著者でもある学芸員の龍泉寺由佳さんが、素晴らしいパワーポイントを用意してくれました。

それにしたがって、半泥子芸術における重要なポイントとして、直感主義、素材主義、文人趣味の3つをあげることができるという持論を展開しました。しかし、半泥子の名品をたくさん拝見した直後ゆえでしょうか、感動が言葉に高まらず、何だかまとまりの悪い口演となってしまいました。

誰ですか?「今回だけじゃない。いつもそうじゃないか」なんて言っているのは!!

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「トプカプ・出光競演展」2

  一方、出光美術館も中国・明時代を中心に、皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。  日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して 100 周年を迎えた本年、両国の友好を記念し、トプカプ宮...