「姣妍」という審美が、真理という認識との関係においてとらえられています。それはやはり、中国人である周恩来に、自然を真のシンボルとしてみるという伝統的な中国の自然観が、そなわっていたからなのではないでしょうか。
このような私見が認められるか否かは別にして、嵯峨嵐山文華館の隣に建つ詩碑を、そのリニューアルオープン記念おしゃべりトークで、我ながらうまく使ってイントロに仕立てたなぁ――初めよければすべてよしだと独り言ちながら、満員の「のぞみ」で祝杯をあげつつ帰宅したことでした(笑)
桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。 古き陵 みささぎ ――松柏 まつかしわ つむ...
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