六月
生絹[きずし]で縫ったスカートは
薄霜[うすじも]みたいにひらめいて
斑竹[はんちく]で編む敷物は 秋の玉なり清々し
赤い鏡は炎のよう 東に向かい蓋を開け
コロナ光冠 車輪のよう 上昇しつつ旋回す
龍にまたがる太陽神 鞭[むち]をしならせやって来る
目出度い雪が彼方まで 驚くほどに降り積もり 目出度い雲が天上の 果てまで暗く してる けど 地上はまるで満月の 夜かと疑う明るさで 山には白雲 棚引いて きらめく朝日を 浴び てる よう 舞うがごとくに降る雪は ひらひら 散って...
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