静嘉堂文庫美術館「酒器の美に酔う」<6月17日まで>鏡開き(4月24日)
いよいよ待ちに待った企画展「酒器の美に酔う」のオープンです。待ちに待ったといっても、一番待ちに待ったのは、この<饒舌館長>でしょう。今や<饒舌館長>変じて、<上戸館長>になっちゃってるんですから。
この企画展にちなんで、6月3日(日)、恒例のおしゃべりトークをやることになっているんですが、担当した山田正樹さんが考えてくれたタイトルや、「お酒の絵 上戸館長 口演す」というんです(!?) それにしても、「アル中館長」や「酒乱館長」じゃなくてよかった。
初日の今日は、鏡開きをもってメディア内覧会の口切りとしました。もちろん、この展覧会にちなんでの企画、我が館では空前にして――しかし間違っても絶後にはしたくないなぁ(笑)「よいしょ よいしょ よいしょ」の掛け声もろともに、山田さんと鏡を割れば、茨城那珂は木内酒造の銘酒「菊盛」の得も言われぬ香りが講堂一杯に広がります。
杯を片手に――実際は紙コップでしたが、細かいことはともかく、挨拶をかねて酒私論?を展開したことでした。ましら酒(猿酒)があるために、人間は猿から酒造りを教えてもらったという説がありますが、大きな間違いです。猿に引っかけていえば真っ赤な嘘です。教えてもらったんじゃない! 人間は猿の時代から酒を造っていたんです!!
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