2018年3月11日日曜日

静嘉堂文庫美術館コンサート「クァルテット・クロマティカ」


静嘉堂文庫美術館コンサート「クァルテット・クロマティカ」<311日>

 去年、わが静嘉堂文庫美術館で初めてミュージックコンサートを開きました。また聴きたいという希望に応えて、今回お呼びしたのは「クァルテット・クロマティカ」という弦楽四重奏のグループです。齋藤碧さん、木ノ村茉衣さん、伴野燎さん、山本大さんの東京芸術大学の2年生、彼らは入学後間もなくこの四重奏団を結成したそうです。

クロマティカというのは半音階という意味ですが、ギリシア語では「色」も指すところから、4人のさまざまな色を表現したいという願いを込めて名づけたそうです。曲目はかの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と「弦楽四重奏曲 第22番 変ロ長調」、午後のひと時を、天才モーツァルトの豊饒にして典雅なハーモニーとメロディーに包まれながら、贅沢に過ごしたことでした。

もうすでに完璧にして、僕にはジュリアード弦楽四重奏団との区別さえ、とてもつきません。我が大学2年時代を振り返ってみると、まだ進むべき道も決まらず、何の特技もなく、ほとんど毎日無為に過ごしていました。それと比べるのも失礼ながら、彼らがすでに一つの世界を創り上げていることに、すごいことだなぁという感嘆を禁じえませんでした。

プログラムの2曲が終わると、伴野さんの紹介により、7年前の今日お亡くなりになった方々のために、同じくモーツァルトの讃美歌「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が捧げられました。さらにさらに心に残る一日となったことでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

『君たちはどう生きるか』3

そんな僕にとって、そのあと出会った最高の人生論本が、色川武大の『うらおもて人生録』(新潮文庫)でした。もちろん阿佐田哲也の『麻雀放浪記』は愛読書でしたが ( 笑 ) 、直木賞作家「色川武大」の著書は初めてでした。特に「九勝六敗を狙え――の章」は、「まさにそのとおりだ !!...