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2018年2月24日土曜日

横浜美術館「石内都展」と山口百恵4


そのころは写真に結構興味をもつようになっていましたし、興味なんかなくたって、かの傑作「秋田おばこ」は早くから網膜に焼き付いていました。それを今は亡き天羽直之さんに話すと、親切にも木村伊兵衛の写真集を、朝日新聞社の図書室から「国華」編集室へ借りだして来てくれました。天羽さんも木村伊兵衛が大好きでした。というよりも、「秋田おばこ」が大好きだったんです。

早速ページを繰ると、もうこれは秋田県立近代美術館でやらなければならないという使命感に駆られました。そこで木村伊兵衛のことを少し調べてみると、逝去翌年の昭和50年(1975)、その業績を記念して木村伊兵衛写真賞が設定されたのですが、その受章者のなかに石内都がいたのです。昭和54年、石内都は第4回木村伊兵衛賞を受賞していました。

対象作品は、前年に発表した『APARTMENT』でしたが、その後の略歴には、『絶唱、横須賀ストーリー』もあげられていたので、アッと気がついたのです。あの山口百恵を哀しませた写真集は、石内都という女性写真家の作品だったのです。

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