2018年2月17日土曜日

鎌近「堀文子展」5


 堀さんにこんな強い感銘を与えた柴田安子であっても、ほとんどの方がご存じないことでしょう。柴田安子――それは秋田が生んだもっとも魅力的な閨秀画家です。もちろん僕も、心から愛して止まぬところです。

2007年夏から秋にかけて、秋田県立近代美術館では特別展「描かれた秋田 ふるさとは我が胸にあり――福田豊四郎『我がうた』より」が開催されました。ちょうど秋田で国体が開催されたこともあり、秋田のすばらしい絵画を――版画や写真も含めて、改めて振り返ってもらおうと企画したのです。

まず秋田出身のアーティスト10人を選びました。福田豊四郎、紺野五郎、千葉禎佑、櫻庭藤二郎、横山津恵、渡部栄子、佐々木良三、勝平得之、堀川達三郎、そして柴田安子です。これを2部に分けて代表作を展示しました。秋田でしかできない展覧会です。

さて、柴田安子とはどんな画家だったのでしょうか? そのときのカタログから、経歴の部分をそのまま紹介することにしましょう。

 

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