2017年12月1日金曜日

東洋文庫ミュージアム「東方見聞録展」1


東洋文庫ミュージアム「モリソン文庫渡来100周年 東方見聞録展 モリソン文庫の至宝」(201818日まで)

 東京の本駒込にある東洋文庫は、わが静嘉堂文庫と姉妹の関係に結ばれています。静嘉堂文庫が三菱2代社長・岩崎弥之助により創られたのに対し、東洋文庫はその甥にあたる3代社長・岩崎久弥により開かれたものだからです。これまで僕もずいぶん利用させてもらったことについては、旧ブログにもアップしたところです。

100万冊をこえる蔵書の中核を占めるのが、1917年、久弥によって購求された「モリソン文庫」です。モリソン文庫は、ジョージ・アーネスト・モリソンが収集したアジア関係の洋書、地図、絵画資料のコレクションで、約24千冊、現在では入手不能の貴重なものが数多く含まれています。

身銭を切ったのは久弥でしたが、その陰の功労者は、東洋史学者・石田幹之助でした。もし石田がいなかったら、久弥がどんなにカネを積んだとしても、モリソン文庫を入手することはできなかったでしょう。191798日、57個の木箱に収められたモリソン文庫は、北京のモリソン邸を出発、貨車で天津の外港である塘沽[タンクー]へ向かいました。

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