まず、僕が神護寺真言堂と紹介したのは、東寺灌頂内道場が正しいそうです。この「東寺灌頂内道場図」は、東寺に所蔵される重要文化財指定資料で、仁平4年(1154)3月6日に行なわれた灌頂会の様子を平面図化したものです。もっとも書写年代は南北朝時代らしいのですが……。
講演を聞きながらチラッとスライドで見ただけだったので、僕は方位などを誤認していました。三本さんから送ってもらった図をよく見ると、西側に金剛界曼荼羅、東側に胎蔵界曼荼羅の敷曼荼羅をしつらえたようです。断定はむずかしそうですが、もしそうだとすると、東胎西金という一般的な配置になりますから、先にアップしたことは、すべて削除して訂正しなければなりません。
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