畏友・山本勉さんの愛猫ルリちゃんが今朝亡くなりました。21年間、山本さんと一緒に暮らしたそうです。渡辺京二先生は『逝きし世の面影』のなかで、そのころ日本の猫はペットにあらず、生活を共にする一員であったと書いていますが、ルリちゃんこそその伝統に連なっていたのだと思います。山本さんの悲しみやいかばかりと拝察するとともに、ルリちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。揖斐高さんの『江戸漢詩の情景』から、大好きな服部南郭の「児の愛する所の猫死す」をマイ戯訳でルリちゃんの霊前に捧げたいと存じます。
長年わが子になついてた 子はやいていたキミの世話
少ないおやつを分けてやり 眠るキミ見て安堵した
深き愛ゆえ夢に見て 恩ゆえ埋めるの哀しいと……
だが心配はまたネズミ 傍若無人に今夜から……

0 件のコメント:
コメントを投稿