もっとも「本能的な欲望を、そのまま無条件に肯定するわけではなく、欲望を一度は空として否定したのち、それが持つ本来的な生命力を取り出し、そこではじめて欲望の全面的な肯定が成り立つ」そうです。こういう付帯条件をつけられると、僕などはヒドク混乱してしまうのですが、一義的には本能的な欲望を認める思想であるといってよいのではないでしょうか。つまり現世肯定主義であるといって間違いではないのです。
このような現実肯定主義をもっとも端的に表すのが「即身成仏」という思想でしょう。あのミイラを意味する即身仏ではありません。「成」があるかないかで、まったく違います。これについて松長有慶氏は、つぎのように述べています。

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