「僕の一点」は「猩々図」(個人蔵)ですね。先のカタログブックでは、第Ⅱ章<蘆雪が表現したもの>の「ファンタスティック」に入っています。確かにファンタスティックです!! はじめて観る蘆雪の優品です。チョット見では、猩々が変な容器のなかで楽しそうに踊っているだけです。しかし高尚な芸能である能謡曲の「猩々」を、日常的な金魚玉にやつした見立て絵だというのがマイ独断と偏見です。
猩々を『広辞苑』に求めると、「中国で、想像上の怪獣。体は狗や猿の如く、声は小児の如く、毛は長く朱紅色で、面貌人に類し、よく人語を解し、酒を好む」とあります。これだけじぁ~よく解りませんが、家蔵する『山海経図鑑』(台湾・大塊文化出版 2017年)という本には図が載っています。本書では「狌狌」と書かれていますが、もちろん簡体字ではなく、狌は猩の異体字です。

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