140万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2025年7月13日日曜日

太田記念美術館「鰭崎英朋」13

 

ところで英朋の真なる画力を見抜き、ともに烏合会で切磋琢磨した清方は、繊細でやさしく、雅号が示すように清らかな方でした。『こしかたの記』を読めばよく分かります。

だからこそ清方は、「世人に認められる機の乏しかったのが私には惜しくてならない」と感じたのでしょう。けっして上から目線ではありません。しかし英朋自身がそう感じていたかどうかは、誰にも分かりません。葛藤がまったくなかったとはいえないかもしれませんが、みずからの境地を心から楽しみつつ日々を生きていたのではないでしょうか。

それは会場を巡りながら、僕が心に強く感じた印象でした。とくに挿絵美人250図を小唄とともに集めた画集『うた姿』(1916年)によく現われているように思われました。冒頭の口絵には泉鏡花が「闇には迷ひ月みては……結ぼれとけぬ柳髪」という小唄を書き寄せていますが、これまた絶品です!! 今回はとくにガラスに顔をくっつけるようにしながら――くっつけ過ぎて係の女性からチョッと注意されてしまいましたが(´艸`)、僕はそんな風に思ったのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京都美術館「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱 海を越えた江戸絵画」6

  さらに山下さんは、『國華』1569 号 に詳細なる論文「談山神社障壁画空間の復元的考察―― 日英米に分蔵された狩野派襖絵をもとに――」を寄稿しています。 この『國華』は「宮越家詩夢庵の襖絵とステンドグラス」というおもしろい組み合わせの特輯号になっています。 じつにスリリングな...