2024年10月15日火曜日

サントリー美術館「英一蝶」2

 

加えて、その波乱万丈な生涯も人気に拍車をかけました。一蝶は元禄11年、数え年47歳で三宅島へ流罪になるという異色の経歴を持ちます。安永6年、将軍代替わりの恩赦によって江戸へ戻りますが、島で描かれた作品は<島一蝶>と呼ばれ、とくに高く評価されています。そして江戸再帰後は、「多賀朝湖」などと名乗っていた画名を「英一蝶」と改めました。

2024年は一蝶没後300年にあたります。この節目に際し、過去最大規模の回顧展を開催します。瑞々しい初期作、配流時代の貴重な<島一蝶>、江戸再帰後の晩年作など、国内外の優品を通して、風流才子・英一蝶の画業と魅力あふれる人物像に迫ります。


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山種美術館「桜さくらSAKURA2025」4

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