2024年7月7日日曜日

追悼 舟越桂さん4

日本人離れをしているのに西欧人ではなく、あえて言えば混血美人や混血イケメンのような顔、いや、舟越フェイスとしか言いようのない顔です。この舟越フェイスはスフィンクス・シリーズにおいても健在ですが、そこに凄味が加わり、デモーニッシュなエネルギーが発散されることになりました。それをさらに強めているのが、長く垂れた耳なのです。

 名前は「桂」ですが、舟越が愛して止まないのはクスです。漢字で書けば「楠」あるいは「樟」ですが、舟越の場合はカタカナで書く方がふさわしいような気がします。なぜなら「スフィンクス」ですから(!?) 舟越は東京芸術大学大学院のときクスに出合って魂を奪われ、それからはもっぱらクスを使うようになったそうです。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」4

人はだれしもこの幸福な島国で、春、とくに桜の季節を京都や東京で過ごすべきだ。その季節には、思い思いに着飾った人々が、手に手をたずさえ桜花が咲き乱れる上野公園をはじめ、すべての桜の名所に出掛けてゆく。彼らはその際、詩作にふけり、自然の美と景観を賛美する。……世界のどの土地で、桜の季...