出光美術館「生誕300年記念 池大雅――陽光の山水」<3月24日まで>
去年は1723年に生まれた日本文人画の雄・池大雅の生誕300年という節目の年でした。それをことほいで刊行した『國華』1530号<池大雅特輯>については、すでにアップしたところです。これに続いて、待ちに待った出光美術館の「生誕300年記念 池大雅――陽光の山水」がいよいよ開幕となりました。何しろ、長年にわたって池大雅を研究してきた出光佐千子館長が、満を持して放つ大・大雅展――僕が言うところの研究展覧会です。
しかしご覧になる方は、大雅が生み出した陽光の山水を、大雅と同じような虚心坦懐のうちに楽しんでほしいなぁと願っています。いや、これは出光館長の願いでもあるんです。みずから執筆したカタログ巻頭論文のタイトルが、「体験する風景――陽光の画家・池大雅の楽しみ方」となっているんですから!! そのカタログから「ごあいさつ」の一部を紹介しておきましょう。
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