先にアップしたごとく、士大夫のように管理されたり忖度したりすることなく、自由気ままに生きる漁師に対するあこがれを描いた作品が漁楽図です。しかし実際のところ、漁師の生活が大変シンドイものであったことは、改めていうまでもありません。
このあいだ揖斐高さん校註の『江戸詩人選集』5によって、大好きな大窪詩仏に戯訳をつけて遊んでいたら、「来りて酒を飲むに如かず。楽天の体に倣う」という愉快な五言律詩4首に逢着しました。清新性霊派のユーモアとでも言ったらいいのかな? そのうちに漁師を取り上げた一首がありましたので、4首全部をまたまた戯訳で……。これは和歌風に五七五七七で読んでくださいね。
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