2022年11月25日金曜日

繭山龍泉堂「唐三彩」27

 

かつて読んだことがあるはずなのに、恥ずかしながらまったく記憶から抜け落ちていたんです。それにしても、小山著書岡戸情報⇔『座右宝』創刊号小山論文という不思議なシンクロニシティでした!!

岡戸さんから贈られた文章と比べてみると、小山先生はまずこの論文を『座右宝』創刊号に発表し、続けてご本にまとめられたように思われました。『座右宝』創刊号はA563ページの小さな雑誌で、論文「正倉院三彩」には図版も挿図もないので、先生も意に満たなかったでしょうし、読者も隔靴掻痒の感を免れなかったでしょう。小さな雑誌といっても、当時としては大変な雑誌だったにちがいありませんが……。



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