「僕の一点」は、あまりにも有名な晶子の第一歌集『みだれ髪』の初版本です。晶子は明治11年(1878)、堺県堺区――現在の大阪府堺市で菓子商「駿河屋」を営む鳳宗七夫妻の子に生まれました。この「与謝野寛・晶子と富士山、静岡の文学」展を予見したような屋号じゃ~ありませんか(笑)
生地にある堺市博物館では、晶子関係の資料をたくさんコレクションしています。『みだれ髪』初版本はそのうちの1点、藤島武二による装丁美術の傑作ですから、図版ではお馴染みですが、オリジナルを見たのは初めてのような気がします。
皇居三の丸尚蔵館「開館記念展 皇室のみやび――受け継ぐ美―― 第 3 期 近世の御所を飾った品々」< 5 月 12 日まで> 平成元年( 1989 )、昭和天皇まで代々皇室に受け継がれた品々が、上皇陛下と香淳皇后により国に寄贈されたことを機に、それらを保存・研究・公開する...
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