2022年6月7日火曜日

追悼ステファン・アディス先生9

 

今や禅画は僕たちの大きな研究テーマになっていますが、パイオニアとして先生が果たした役割は、とても大きなものがあると思います。これまでアップしてきた写真は、1989年出版された先生の主著『禅の芸術』です。

またアディス先生は村瀬太乙をはじめ、あまり関心を向けられていなかった文人画家を発掘し、そのおもしろさを教えてくださいました。

日本語で拝読できるものとしては、「南画後期の三人の個人主義画家たち」があります。辻惟雄さんが編集した『幕末・明治の画家たち 文明開化のはざまに』(ぺりかん社 1992年)に寄稿された論考です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」6

  実はさる 3 月 29 日の土曜日、この「桜 さくら SAKURA  2025 」展にちなんで、「桜を描いた名品佳品 饒舌館長ベストテン」と題する講演を、いや、口演をやらせてもらいました。会場は山種美術館から歩いてすぐのところにある國學院大學院友開館、足元のよくないなか、 1...