今や禅画は僕たちの大きな研究テーマになっていますが、パイオニアとして先生が果たした役割は、とても大きなものがあると思います。これまでアップしてきた写真は、1989年出版された先生の主著『禅の芸術』です。
またアディス先生は村瀬太乙をはじめ、あまり関心を向けられていなかった文人画家を発掘し、そのおもしろさを教えてくださいました。
日本語で拝読できるものとしては、「南画後期の三人の個人主義画家たち」があります。辻惟雄さんが編集した『幕末・明治の画家たち 文明開化のはざまに』(ぺりかん社 1992年)に寄稿された論考です。
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