裳裾[もすそ]なら なれるものなら帯になり
そなたのかぼそくたおやかな 腰のあたりを締めたいな
でも残念!! 寒暖・気温が変化すりゃ
着てたの脱いで新しい 裳裾に着替えられるから
*ここでの「裳裾」とは、裳(下半身につける長いスカート状の衣服・したばかま)の意味で、一般によく用いられる裳の裾の意味ではありません。もうお分かりになったでしょう。西川祐信はこの第2段からインスピレーションを得たのです。
下川裕治『シニアになって、ひとり旅』(朝日文庫 2024 年) 大好きな旅行作家――下川裕治さん。デビュー作にして名著のほまれ高き『 12 万円で世界を歩く』以来のファンとして、何回かオマージュを捧げたことがあるように思います。 1 年前に出た『シニアになって、ひとり旅』...
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