2021年3月23日火曜日

野良ネコ・虎吉社長2

 

その後、ノンちゃんというメスネコも我が庭に現われるようになったので、二人が恋に落ち一緒に子どもでも連れて来られると大ごとだと思い、ともにトラップにかけ、逗子動物病院の先生に診てもらうことにしました。虎吉社長は顔も性格もおだやかになりましたが、それでも家ネコなんかになる気持ちはサラサラないみたいでした。

というわけで、虎吉社長はソトネコというより、ノラといった方がふさわしいでしょう。ソトネコというのは、たいていその家の周りでウロチョロしているものですから……。

トラ柄のオスなので、はじめ僕は「虎吉」と命名しました。ところがあるときテレビで競馬中継を観ていると、「トラキチシャチョウ」という馬が走っているではありませんか。ネットで検索すると、296勝、中央獲得賞金が1億以上ある名馬?です。それ以来、虎吉は「虎吉社長」、あるいは略して「社長」とも呼ばれるようになったのです(!?) 

0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』8

  渡辺浩さんの『日本思想史と現在』というタイトルはチョッと取つきにくいかもしれませんが、読み始めればそんなことはありません。先にあげた「国号考」の目から鱗、「 John Mountpaddy 先生はどこに」のユーモア、丸山真男先生のギョッとするような言葉「学問は野暮なものです」...