100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2021年2月10日水曜日

小川敦生『美術の経済』9

その中には、「無題」の所有者以上にお金や株、あるいは不動産を所有している人がいたにちがいありません。しかしそれらは、どんなに巨額であっても、人間が創造した叡智と感性の結晶ともいうべき文化でもなく、芸術でもありません。もっとも、超富裕層の間では、財産の額など問題にも話題にもならないのかもしれませんが……。

文化以外の富を多く蓄えている人々の中にあって、自分だけは高尚なる芸術という富を所有することにより、一段高いステージ立つことが可能になるのです。これこそ最高の自己陶酔でしょう。

こういうことをやりたくってもできない我々は、そんなのお披露目でも自己陶酔でもなく、単なる自己誇示ではないかと考えたくもなりますが、そもそも所有者や超富裕層は、我々のことなんて相手にしていないでしょう。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

日本の将来に不安を抱かないではいない現在、東博の「空海と真言の名宝」展は必見です!!2

  本展は弘法大師ご生誕一二五〇年を慶祝し記念して開催されます。 弘法大師空海は日本に密教を伝えた真言宗の祖師としてだけでなくこの国の文化、芸術、土木、食物等に大きな影響を与え、現代社会の今に至るまで深く浸透して生き続けております。「大師は弘法にとられ、太閤は秀吉にとられる」との...