2020年4月19日日曜日

都留文科大学編『大学的富士山ガイド』1



都留文科大学編『大学的富士山ガイド――こだわりの歩き方』(昭和堂 2020年

 先日、畠堀操八さんの『富士山・村山古道を歩く<新版>』を紹介しましたが、続いて都留文科大学の加藤弘子さんからこのガイドブックを贈られました。ガイドブックといっても、並みのガイドブックじゃ~ありません。腰巻には、「富士山に一番近い公立大学が贈る知的好奇心、学究心旺盛な方へのガイド。外国人旅行者、留学生にも役立つように、英文も掲載」とあるとおり、ワンランク上の富士山ガイドといった感じです。

しかし、「ゴジラと富士山」というおもしろい一章もあります。「富士山の湧水はなぜおいしい」もよく分かったけど、「富士山の湧水で作ったウィスキーはなぜおいしい」も知りたかったなぁ() また「月光寺の飲み屋街『新世界乾杯通り』――再開発への思い」というコラムまであって、楽しく読めるよう気配りもされています。気配り――もうちょっと古いかな()

0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』12

  そのとき『君たちはどう生きるか』の対抗馬 (!?) として挙げたのは、色川武大の『うらおもて人生録』(新潮文庫)でした。京都美術工芸大学にいたとき、『京都新聞』から求められて、就職試験に臨む受験生にエールを送るべくエッセーを寄稿したのですが、本書から「九勝六敗を狙え」を引用し...