2019年11月6日水曜日

静嘉堂文庫美術館「名物裂と古渡り更紗」2



午後からは、ブロガーとメディアの方々をお招きしての内覧会です。本展での調査でもご協力いただいた、五島美術館の佐藤留美さんと長谷川祥子さんの対談は、この分野にまったく無知なる饒舌館長にとって、智恵の泉か知識の玉手箱といった感じでした。

――といいながら、またまた館長挨拶では独断と偏見になっちゃったのですが……。この妄想と暴走を含めて、17日(日)には、「饒舌館長口演す――絵画の表装ベストテン」をやりますから、ぜひご参集くださいませ。

いや、先の佐藤留美さんが121日(日)に、「江戸時代の古裂ブーム:名物裂と古渡り更紗」と題する興味深き講演をされますから、お忙しい方はまずこちらの方へ……。僕の口演は、終ったあとであらあらを「饒舌館長」にアップする予定にしていますし、何はともあれ「江戸時代の古裂ブーム」だけは絶対聞き逃されないよう、お勧め申し上げる次第です。


0 件のコメント:

コメントを投稿

ブータン博士花見会4

  とくによく知られているのは「太白」里帰りの物語です。日本では絶滅していた幻のサクラ「太白」の穂木 ほぎ ――接木するための小枝を、イングラムは失敗を何度も重ねながら、ついにわが国へ送り届けてくれたのです。 しかし戦後、ふたたび「染井吉野植栽バブル」が起こりました。全国の自...